金沢で「生きづらさ」を感じ、「自信がない」と悩んでいませんか?このページでは、サービス利用や料金など、皆様からよくいただくご質問とその回答をまとめています。
金沢で「自信がない…」と悩む方のQ&A|T&Nリサーシャ
T&Nリサーシャの理念やサービス全体に関して、よくお寄せいただくご質問とその回答をまとめました。私たちの支援の根幹にある考え方について、ご理解を深めていただければ幸いです。
※各サービス(もの作り、視える化など)に関する具体的なご質問は、それぞれのサービスページにもQ&Aを設けておりますので、そちらも併せてご覧ください。
当施設の理念に関するよくある質問
Q1. T&N リサーシャの名前の由来は?
T&N リサーシャは、本来の正式名称がT&N 活動支援研究所(T&N Research and Support Center for Activity)で、金沢大学大学院医学系研究所保健学専攻の準教授だった精神科作業療法士の故 関 昌家 によって名づけられました。しかし、正式名称だと、堅苦しい・呼びにくい・行きづらいなどの理由から英語名の Research(リ) and Support(サ) Center(セ) for Activity(ア)から頭文字をもじって短縮した結果、「リサーシャ」となりました。ちなみにT&Nは、長男と次男の名前の頭文字で、自分の遺志を継いでほしいという故人の思いが込められています。
Q2. キャラクターのデザインは?
当施設のキャラクター「アリンちゃん」は、「何でもアリ」の蟻をモチーフにしています。「どんな状態でも、どんなことでも良い。何かを始めるのに駄目なことはない」という想いを込めて、障がいを持つ20代の女性がデザインしてくれました。この経験が自信となり、彼女が地域で活躍するきっかけにもなった、当施設の理念を象徴するキャラクターです。
サービス利用に関するよくある質問
週に何回通えばいいですか?
特に決まりはありません。病気の状態やご本人の希望は一人ひとり違うからです。例えば、週に1回の方もいれば、2週間に1回の方もいます。無理のない範囲で、最適なペースを一緒に探していきましょう。
本人が通いたがらない場合はどうすれば?
ご本人に通う意思がない場合、無理強いは禁物です。その代わりに、まずはご家族だけでカウンセリングを受けたり、もの作りを体験したりすることも可能です。そうすることで、ご家族がサービスを理解し、治療者としてご本人と向き合う方法を一緒に考えます。
プライバシーは守られますか?
はい、厳守いたします。ご相談内容や計測したデータが、ご本人の同意なく外部に漏れることは一切ありません。さらに、ご家族や支援機関と情報を共有する際も、必ずご本人の許可を得てから行いますのでご安心ください。
どれぐらいで改善が見られますか?
病気の種類や個人差があるので一概には言えませんが、多くの方は1〜3ヶ月程度でご自身の心身の状態とデータの関連性を実感し始めます。しかし、大切なのは期間ではありません。むしろ、データを通してご自身の「安定のサイン」や「不調のサイン」を見つけ、セルフマネジメント能力を高めていくことが重要です。
料金について教えてください。
各サービスの料金については、こちらの利用料金ページをご覧ください。
こころの病に関するよくある質問
診断名がなくても利用できますか?
はい、ご利用いただけます。T&Nリサーシャでは、診断名の有無にかかわらず、ご自身の「生きづらさ」に悩むすべての方をサポートします。ご自身の状態を整理し、理解を深めるために通われている方も多くいらっしゃいます。
こころの病とは?

T&N リサーシャでは、こころの病を『脳の機能障害』だと考えています。具体的には、統合失調症やうつ病、躁うつ病(双極性障害)などがこれにあたります。これは、遺伝子の問題や、生まれる前後の脳が発達する大切な時期に、何らかの障害が起きた結果だと考えられます。
ただし、この考えは動物実験などから得られた知見であり、必ずしも全ての人に当てはまるわけではありません。しかし、このような視点を持つことで、こころの病がご本人の「性格」や「人間性」の問題ではない、という大切な理解に繋がります。
遺伝子や環境との複雑な関係
近年、遺伝子解析が進み、様々な遺伝子がこころの病に関係していることが分かってきました。一方で、遺伝子だけでなく、育った環境やストレスなど、様々な要因が複雑に絡み合います。そのため、同じ病名でも症状の現れ方や重さが一人ひとり異なるのです。この複雑さが、病気の理解を難しくしている一因と言えるでしょう。
もしご自身やご家族にこころの病の疑いを感じたら、ご本人を責めるのではなく、まずは専門の医師に相談することをお勧めします。
こころの病になるとどうなりますか?

多くの患者さんから共通して聞かれるのは、『気力・知力・体力が損なわれる』という感覚です。例えば、今まで出来たことが満足にできなくなり、すぐに諦めたり、物事を覚えられなかったりします。また、わずかな時間で疲れてしまう、という特徴も見られます。
特に、うつ状態の間はほとんど何も出来なくなり、体力が大きく低下します。この状態が数カ月に及ぶこともあり、他者との接触を避けて『引きこもり』になってしまうケースも少なくありません。

一方で、統合失調症や躁うつ病では、ほとんど動けない状態から一転して、必要以上に活動的になることがあります。しかし、体力が低下しているため、その期間は長くは続きません。さらに、うつ病では、状態が改善してきた時期に自殺願望が強まることがあるため、注意が必要です。
薬の副作用について
こうした状態の変化は、病気だけでなく、薬の副作用によっても起こり得ます。なぜなら、治療薬は脳に作用する化学物質から出来ているからです。そのため、薬を飲み始めてから何らかの異変を感じたら、ご自身の判断で服薬を止めたりせず、必ず医師に相談してください。
家族から見た場合、対象者はどのように映りますか?
・家から出ようとしない、出かけても夜しか出ない。
・人に会いたがらない。
・一人でブツブツ何か言い、時には笑っていることがある。
・何もせず、ごろごろ寝てばかりいる。
・いつも暗い表情で、泣いてばかりいる。
・話す内容がよくわからない。
・お風呂にも入るのを嫌がり、服も着替えない。
・窓を閉め切り、掃除もしない。
対象者はどのようなことで悩んでいることが多いでしょうか?
・仕事に行きたくても自信がない。
・何もしたくないけれど、どうにかしたい。
・人と話すのが苦手でも何とかしたい。
・何かしたくても何していいか分からない。
・家から出るのが億劫、でもどうにかしたい。
・自分をどうしていいか分からない。
・孤独を感じている。
・助けてと言えない。
・生きるのに疲れてしまった。
・誰かに見張られているような気がする。
病気の診断名が変わることがありますか?
はい、変わることはあります。こころの病は脳の機能障害であり、その影響は広範囲に及びます。そのため、一人の人に複数の症状が現れることは珍しくありません。そして、人によって症状の組み合わせや程度が異なるのが特徴です。
環境や時間による症状の変化
また、病気の診断は、症状だけでなく、その症状がどのくらいの期間続いているかも考慮されます。脳は環境によって変化するため、発病から時間が経つにつれて症状が変化し、診断名が変わる場合があるのです。
しかし、大切なのは診断名に一喜一憂しないことです。病気の改善には環境が大きく関わっています。当施設では、診断名に大きく左右されず、一人ひとりの状態に合わせたサポートを提供しています。
