サービス | T&N リサーシャ
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サービス

 当施設は、精神病の有無にかかわらず、多くの人が出来るだけ自由に活動し、交流を持てる場の提供を目指しております。そのため、当施設で提供しているサービスのうち、日課表・もの作り・計測は、病気の症状の変化を捉える手段であり、強制ではありません。

 日常の生活態度を表にし、どのような生活習慣が病気に影響を与えるかを明らかにします。
 段階的なもの作りを通じて、日常生活で起こりうる病気の問題を明らかにします。
 もの作りの動作を継時的に計測し、日常生活での出来事や病気の影響を数量化します。
 ご本人だけでなく、ご家族が病気を知ることで、病気に対する不安を解消し、病気への接し方を学びます。
 精神病の患者さんを抱えるご家族が集まり、お互いの情報を共有します。
 上記のことは行わず、とりあえず病気のことを話したい方はこちら。

※日課表は、症状の変化を捉える手段の一つであり、強制ではありません。

 日課表では、次の5つの時間項目を記入して頂きます。

  • 睡眠時間
 
  • 活動時間
仕事・趣味・運動など
  • 無活動時間
休憩・ボーっとしている・ゴロゴロしているなど
  • 通院時間
 
  • 新規活動時間
目標としている活動・今までの生活になかった活動など

 当施設に来られる方の多くは、日常生活において、何もできない(決められない)、あるいは何でも無理にやろうとする傾向があります。そのため、そのときの状態に応じて、どのような活動を増減させるかを判断する必要があります。上記5つの時間項目を確認することで、日々の生活の中にどのような活動を取り入れていけば良いかをアドバイスしています。 と同時並行で日課表を記録することで、日常生活にどのような活動を増減させていけば良いかを提案します。日課表のダウンロードは、こちらから。

※もの作りは、症状の変化を捉えるための一つの手段であり、強制ではありません。もの作りをしない利用者さんは、当施設のスタッフや他の利用者さんとの交流の場として当施設を自由に利用されています。

 もの作りは、基本的には革細工・織物・木工の中からいずれかを選び、模様や構造が簡単な作品から段階的に作製していきます。例えば、革細工では、小銭入れから始め、それを作成した後に眼鏡ケースへと移行します。そして、最終的にはこれまでに身に付けた革細工の技法を駆使して自由作品を作成していきます。織物・木工も同様です。
 また、革細工・織物・木工以外の作品を作る、あるいは段階に拘らずに作品を作ることも可能です。どのような作品をどの段階から作製しようとするかも一つの評価基準になります。例えば、こちらのどのような提案も無視して、いきなり自分の技量に合わない難しい課題に挑戦しようとする方がいます。この傾向は、統合失調症の陽性症状、あるいは躁うつ病(双極性障害)の躁状態に見られます。逆に、どんなに簡単な課題を提案しても、何もやりたがらない方もいます。この傾向は、統合失調症の陰性症状やうつ病、あるいは躁うつ病(双極性障害)のうつ状態に見られます。
 上記のどちらの傾向も症状の改善とともに緩和されていきます。逆に、どちらの傾向も症状の悪化とともに強化されていきます。このような症状の変化を捉えるための一つの手段としてもの作りを提案しています。また、「日課表」や「計測」と併用することで、より細かな変化が見られる場合があります。
 革細工では、主に以下の技法を用います。
  • カービング
  • スタンピング
  • モデリング
 製作段階は以下のようになります。
  1. 基礎:小銭入れ・眼鏡ケース・ペン皿(小)・札入れ
  2. 応用:ペン皿(大)・マチ無しセカンドバッグ・化粧ポーチ
  3. 創造:メルヘン模様眼鏡ケース or メルヘン模様札入れ・自由作品
 織物では、主に以下の技法を用います。
  • 北欧織り
  • つづれ織り
 製作段階は以下のようになります。
  1. 基礎:敷物1・敷物2・ポシェット1・ポシェット2・敷物3
  2. 応用:敷物4・敷物5・敷物6
  3. 創造:敷物7・タペストリー・自由作品
 木工では、主に以下の技法を用います。
  • 手彫り
  • 寄せ木細工
 製作段階は以下のようになります。
  1. 基礎:ペン立て(小)・ペン立て(大)・犬のペン立て・状差し(小)・4つ仕切りペン立て
  2. 応用:コースター・デスクオーガナイザー
  3. 創造:小箱・状差し(大)・自由作品
 革細工・織物・木工は、これまでの臨床経験で効果が得られた基本課題です。しかし、これらの課題に馴染めない、あるいは飽きてしまう場合もございます。その際には相談に応じて、別途の課題を用意しております。お気軽にご相談ください。
 これまでに利用者さんが作った作品には、ボンボン手芸やフェルト手芸があります。
刻印を打って移動する時間

図1. 刻印を打って移動する時間

木槌の振り幅

図2. 木槌の振り幅

 計測では、もの作りの動作を複数のセンサーを使用して数値化します。そして、その数値の継時的変化と日常生活で起こった出来事とを照らし合わせることで、どのような出来事がもの作りの動きに影響を与えるかを調べます。
 例えば、革細工では木槌と刻印を使用しますが、刻印を打って移動する時間は日を追うごとに短縮して一定の時間内に収まります(図1)。そして、木槌を振る幅も同様に小さくなっていき、一定の範囲内に収まります(図2)。ところが、日常生活で起こった出来事によっては、前回より時間が伸びたり(あるいは縮んだり)、あるいは振り幅が大きくなったり(あるいは小さくなったり)する場合があります。
 計測で見られる変化は人によって異なり、変化の原因もそれぞれです(引っ越し、結婚、就職、人の存在、季節など)。これまでにどのような変化があったか興味のある方はこちら
 計測は希望者のみに限ります。また、計測を希望される場合、同意書への記入をお願いいたします。

 家族面談では、当施設の利用申込書に沿って将来の目的や目標について、ご本人やご家族と相談していきます。また、当施設をご利用して頂く過程の中で、ご本人やご家族が病気に対する理解が不十分な場合は、こちらから支援計画面談を提案させていただく場合もございます。
 例えば、無理が出来る体調ではないのに、ご本人が無理をしたり、ご家族が無理をさせていたりする場合があります。逆に、病気を気にし過ぎて、ご本人が何もしなかったり、ご家族が何もさせなかったりする場合もあります。つまり、病気が良くならない、あるいは悪化する原因には、ご本人の病気の対応だけでなく、ご家族の病気への対応も含まれる場合があります。そのため、これまでの日課表や課題の状況を踏まえて、ご本人とご家族を交えたカウンセリングを行います。  利用料金はこちら

 家族会では、定期的に精神病の患者さんを抱えるご家族が集まり、お互いの近況などを報告しあいます。お互いの近況を報告しあう中で、40年以上の臨床経験で得てきた事例を基に、患者さんやご家族がどのように変化していったら良いかをアドバイスしていきます。
 現在、家族会には、当施設を利用している利用者さんのご家族以外に、精神病院に通われている患者さんのご家族も参加されています。家族会に参加してみたいという方はお気軽にご連絡してください。また、これまでの家族会に興味のある方はこちら。利用料金はこちら

 当施設では、もの作りも日課表も行わないカウンセリングのみのサービスも提供しております。ご本人が通いたがらない、何をしたら良いか分からない、あるいはまずは病気に関して相談したい場合は、カウンセリングから始めてみてください。利用料金はこちら