日課表

「なぜか調子が悪い…」その原因、見過ごしていませんか?

「最近、なんだか疲れやすい…」
「今までできていた家事が、急にしんどくなった…」

その原因不明の不調は、ご自身の日課表を見直すことで、原因のヒントが見つかるかもしれません。なぜなら、自分では気づかない日常生活の些細な変化に隠れているのです。

ケース1:仕事の負荷が増えたAさん】
利用者さんA
利用者さんA

今まで続けていた家事ができなくなりました。

アリンちゃん
アリンちゃん

家事を続けられなくなる前に何か変化はありませんでしたか?

利用者さんA
利用者さんA

そういえば…最近、仕事の勤務日数を増やしました。

【ケース2:楽しい活動をしたBさん】
利用者さんB
利用者さんB

最近、急に疲れやすくなってきました。

アリンちゃん
アリンちゃん

疲れを感じだす前に何か変わったことはしていませんか?

利用者さんB
利用者さんB

先週、久しぶりに気晴らしで遊びに行きました。

このように、仕事量の増加はもちろん、多くの人が「疲れるはずがない」と思いがちな楽しい活動でさえも、心身のバランスを崩すきっかけになり得ます。

T&Nリサーシャの『日課表』は、そんな自分では気づきにくい「原因」と「結果」の繋がりを見つけるための、あなただけの「暮らしのカルテ」です。


原因不明の不調と向き合う『日課表』|記録がもたらす3つの効果

日々の活動を記録し、専門スタッフと一緒に振り返ることで、漠然とした不安が「具体的な対策」へと変わっていきます。

日課表が空白の日々。それもまた、あなたの正直な記録です。そして、少しずつ何かを書き込めるようになった時、それはあなたの心と体が前を向き始めた、何より嬉しいサインなのです。

【効果1】些細な変化と体調の「関連」に気づける

「先週、久しぶりに遊びに行ったら、今週は疲れやすくなった」「仕事を頑張った翌日は、何もする気が起きない」など、日課表は、あなたの活動と心身の状態のパターンを客観的に映し出します。この「パターン」への気づきが、あなたの原因不明の不調を解決するセルフマネジメントの第一歩です。

【効果2】客観的な「事実」で、専門スタッフと対話できる

「なんとなく不調」という感覚的な相談だけでなく、「この活動をした後に、こうなった」という事実に基づいた具体的な相談ができます。そして、この客観的な事実があるからこそ、豊富な相談・支援経験を持つスタッフとの対話が、単なるお悩み相談ではない、具体的な解決策を探るための時間になるのです。

【効果3】活動の適切な「さじ加減」が身につく

「何でも無理にやろうとする」「逆に、何もできず無気力になる」といった傾向はありませんか?まず、日課表を通して、今の自分に必要な活動、少し休んだ方が良い活動が分かります。そして、無理のない活動量の「さじ加減」をご自身でコントロールする力が身につきます。
ご自身でセルフケアを行う上でのヒントとして、厚生労働省のウェブサイトも参考になります。


日課表のつけ方(記録する5つの項目)

原因不明の不調を分析するための日課表は、完璧に書く必要はありません。まずは以下の5つの項目について、ご自身の感覚で、大まかな時間を記録することから始めましょう。

  • 睡眠時間: 睡眠の質や量が、日中の活動にどう影響しているかを確認します。
  • 活動時間: 仕事、趣味、運動、家事など、何か目的を持って活動した時間です。
  • 無活動時間: 休憩、ぼーっとしている、横になっているなど、心身を休ませた時間です。
  • 通院時間: 定期的な通院も、生活リズムを把握する上で重要な要素です。
  • 新規活動時間: 新しく挑戦したことや、普段と違う活動をした時間です。体調変化のきっかけになりやすい項目です。

※日課表は、あくまでご自身の状態を把握するためのツールであり、強制ではありません。

日課表のフォーマットは、こちらからダウンロードできます。

  • PDFダウンロード

最初の一歩は、あなたを知ることから

『日課表』は、あなたを縛るためのものではなく、あなたが自分自身を理解し、大切にするためのツールです。
それは、ご自身の心と体の声に耳を傾け、無理のないペースで安定した毎日を送るための、あなただけの「暮らしのカルテ」になります。

その小さな記録の積み重ねが、あなたの「生きづらさ」を乗り越える大きな力になります。
まずはお気軽に、あなたのことを聞かせてください。

「日課表」を活用する、実践プログラムコースにご興味ありませんか?

この『日課表』は、実践プログラムコース全体の土台となる、あなただけの「暮らしのカルテ」です。
コースに興味のある方、ご自身の生活リズムの整え方を知りたい方は、ぜひ無料相談をご利用ください。
コースの中で「日課表」をどう活用していくか、具体的にご説明します。


よくあるご質問

Q
毎日、細かく記録するのが大変そうです。
A

最初から完璧を目指す必要はありません。メモ程度の簡単な記録からで大丈夫ですし、書けない日があっても全く問題ありません。大切なのは、ご自身の生活パターンに関心を持つことです。そして、以前は書けなかった日課表に少しずつ記録が増えていくこと、それ自体が、ご自身の状態が上向いている何よりの証拠になります。

Q
書いた日課表は、どうするのですか?
A

定期的なカウンセリングの際に、スタッフと一緒に振り返ります。記録を元に、「次はこんな活動を増やしてみましょうか」「少しお疲れのようなので、休憩を多めにしましょう」といった具体的な目標を一緒に考えていきます。

Q
「もの作り」や「視える化」との関係は?
A

『日課表』は、実践プログラム全体の土台となる、あなただけの「暮らしのカルテ」です。他のプログラムと連携することで、より深い自己理解と対策に繋がります。

例えば…

もの作りで集中できない時:

「なぜか今日は作業が進まない…」と感じたら、日課表を振り返ります。すると「昨日の睡眠時間が短かった」「午前中に通院があって疲れていた」など、不調の原因が見えてきます。

視える化の数値が悪い時:

センサーの数値が「いつもより低い」と示したら、日課表を確認します。「そういえば、昨日は久しぶりに外出して楽しんだな」といった、自分では気づきにくい「楽しんだことによる疲れ」が、数値の変動として客観的に分かります。

このように、日課表と他のプログラムを行き来することで、あなたの状態を多角的に理解し、より的確なサポートに繋げることができるのです。