2015年12月24日のクリスマス会 | T&N リサーシャ
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2015年12月24日のクリスマス会

T&N リサーシャでは, 毎年, クリスマス会を行っています. 今年で3回目ですが, 2015年12月24日のクリスマス会 は, 利用者さんの再入院や突然のお多福風邪などで参加者が減り, 3名でした. ただ, 今回のクリスマス会の大きな違いは, 今までに複数人で何かをすることを極端に嫌がっていた利用者さんが参加したことです.

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2015年12月24日のクリスマス会

2015年12月24日のクリスマス会photo by acworks

 2015年12月24日のクリスマス会 では, クッキー作りを行いました. 今回は, 利用者さんの希望で, クッキーにココアパウダーで漫画のキャラクターを描く, ということをしました. ココアパウダーでクッキーに漫画のキャラクターを描くにあたっては, ステンシルという技法を行うので, そのためのステンシルシートの作成などは, 以下のサイトを参考にしました.

さっくりキャラクッキー作り

 キャラクターの絵は, 提案者さんに書いてもらいました. 線部分を切り抜くので, 線の繋がりが長すぎたりすると, 絵の一部がゴッソリと抜け落ちてしまいます. なので, どこまで線を繋げるか, あるいは切り離すかを考えなければならないので, かなり大変だったと思います. この絵を描く前から自分で色々と絵の描き方を勉強していたようなので, 随分と上手く描けているのではないかと思います. 絵のキャラクターは, ヘタリアだそうです. 私にはどれが誰なのか分からないので, これ以上の説明は難しいです. 世代の差を感じる出来事でした.

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線のトレース

 参考サイトでは, クリアファイルを手作業で切っているので, 試しにやってみましたが, 無理でした…. そこで, 文明の利器に頼ることにしました. 今回使用した文明の利器は, silhouette CAMEOです. 今まであまり利用する機会がなかったので, ようやっと出番が来た感じです. silhouette CAMEOには, silhouette Studioという専用のカッティングソフトウェアが付属しています. silhouette Studioには線のトレース機能が付いています. この機能を使って, スキャナーで取り込んだ提案者さんの絵をトレースします. silhouette Studioによる絵のトレースは, 設定項目がシンプルなので, 非常に簡単でした.

トレースされた線は赤い色で縁取られるので, すぐに分かると思います. 赤線を確認し, 特に問題がなければ, 次はいよいよ切り抜きです. silhouette CAMEOが推奨する最小の大きさよりも割と細かい部分があり, ちゃんと切り抜けるか心配ですが, 実行してみました.

traced_picture

線の切り抜き

 線の切り抜きはクリアファイルに対して行うのですが, 思っていた以上に固いです. silhouette CAMEOで何回か試してみた結果, 何とか切り抜けるのが以下の設定でした.

  • スピード: 1
  • 厚み: 17
  • ブレードの長さ: 5
  • ダブルカット: あり
cut_setting DSC_0689

 上記の設定では, クリアファイルを完全に切り抜くことは出来ませんが, ピンセットなどで押したり, 引っ張ったりすると, 切り抜く部分が簡単に取れるようになります. 厚みが18だとクリアファイルを切り抜くことができましたが, 途中で刃が引っかかったりして綺麗に切り抜くことができませんでした. 16だと切り抜く跡は付きますが, ピンセットで押しても切り抜く部分が取れませんでした. 完全に切り抜くことは出来ませんが, 厚み17がクリアファイルには丁度良かったです. 細かい部分をsilhouette CAMEOで切り抜けるかどうか心配でしたが, 特に問題はありませんでした. クリアファイルで作成したステンシルシートは, クリスマス会の前に作り, 事前に洗剤で十分に洗って, 乾燥させてから使いました.

クッキー作り

 クッキーを作るレシピには以下を参考にしました. このレシピを選んだ理由は, 今回のクッキー作りが初めての試みでどれくらいの量になるか分からなかったので, 冷凍庫での保存ができるというのが決め手でした. どのレシピを選ぶかは事前に参加者で打ち合わせをしていたのですが, 当日, クリスマス会に参加する予定だった利用者さんが休まれたので, 偶然にもこのレシピで丁度良かったです. 半分を冷凍保存し, 後日, 休まれた利用者さんともう一度クッキー作りが出来ました.

分厚いのにサクサク☆簡単プレーンクッキー

 当施設では, これまでにアステップとして寺町台寺活協議会に蒸しケーキなどのお菓子を提供してきました. 現在もそのお菓子作りの開発をしており, この開発の経験ではお菓子作りで泡立てが如何に重要かを痛感してきました. その経験を活かし, 今回の泡立ても念入りに行いました. 十分に泡が立つと, ボウルをひっくり返しても垂れてこないので, 泡立てが十分かどうかの一つの目安になります. 実際にひっくり返しても中身は落ちてきませんでした.

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 ヘタリアのキャラクターを描いたステンシルシートをクッキーの生地の上に乗せ, にココアパウダーを塗して焼きました. 1回目(写真の右側)はコツが掴めず, 若干失敗してしまいましたが, 2回目以降は上手くココアパウダーを塗せていると思います. 生地が若干厚かったため, レシピの時間よりも焼く時間が随分かかってしまいましたが, 絵もちゃんと描くことができ, 味も美味しかったです.

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最後に

 去年, 一昨年のクリスマス会は利用者さんとそのご家族が参加して, 割と大人数で鍋やお好み焼きを作ったりと色々しました. ただ, 色々やり過ぎて, 帰りが遅くなってしまうという問題もありました. その点, 今回は今までに比べて参加人数が少なく, 寂しいものがありましたが, 今までグループ活動を嫌がっていた利用者さんが参加してくれたのは大きな収穫でした.

 今回参加した3名のうち, 2名は当施設を同じ日に利用しているので知り合いであり, その2名ともう1人は初顔合わせでした. うち1名は知らない人と顔合わせをした日にもの作りの動きを計測すると, 今までは腕の動きが大きくなるという変化が見られていました. ところが, 今回はそういう変化もなく, 傍から見ても緊張しているような様子は見られませんでした. 偶に来る利用者さんとの偶然の遭遇で, 少しずつ知らない人との顔合わせにも耐性が付いてきているようです.

 当施設には, 統合失調症・双極性障害(躁うつ病)・うつ病などの精神病の方や, 自閉症などの発達障害の方, 引きこもりの方など様々な脳に障害を持つ, あるいは持っている可能性がある方が訪れます. このため, 当施設では出来るだけ自由な交流が持てるようにしています. 病気を持つ人同士は, 健常者の方に比べると, 病気に対する理解があり, 適度な距離を保って接しているように思われます. 逆に, 健常者の方は, 精神病の方にどう接してよいか分からず, 変に遠慮して, ぎこちない接し方になってしまうようにも思われます. 精神病の症状が出ている時は接し方に注意が必要ですが, 普段は普通の人と何ら変わりはありません. 既に社会復帰されている利用者さんも偶(たま)に来て, 他の利用者さんとの交流をしていただけるので, こういうところからも社会との接点が深まれば良いと思います.

後日談

 クリスマス会当日にお多福風邪で休まれた利用者さんのために, 後日改めてキャラクッキーを焼く機会を設けました. この日はその利用者さんの利用日に合わせて, クリスマス会に参加された利用者さんたちが集まってくれました. 以前作って冷凍保存したクッキーに加え, せっかくなので簡単に作れそうなクッキーのレシピを探して, それも作りました. 以下のサイトを参考にしました.

サクサク♪簡単★子供と作る薄焼きクッキー

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 別々に離して焼いたのですが, 結果的には膨らんでくっ付いてしまいました. 出来上がりもクッキーというよりはケーキぽかったです. 恐らく, レシピの一部をケーキ用マーガリンに置き換えたことが原因かもしれません. 今回のクッキー作りを通して, お互いに何かしらの影響を与えあえれば良いと思います.

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