昨日、第3回目の家族会を行いました。
残念ながら、今回は何名かのご家族の都合がつかず、参加者は2名でした。
しかし、今回参加されたご家族のお子さんは二人とも同じ日に当施設に通っており、お子さんが顔を合わせるようになってからの当施設や家での様子を情報交換できたので、今回はむしろ都合が良かったのかもしれません。
一人は、当施設を利用し始めた当初、疲れやすく家に帰るとすぐに寝てしまっていたのですが、現在はそういうこともなくなり、以前よりは大分動けるようになったとのことでした。
また、家事もやれるようになってきたそうなのですが、疲れていてもちゃんとやってくれるそうです。
一見、これは良いように見えるのですが、精神病の患者さんの場合、疲れていても断れない、あるいは疲労が分からないため、結果的に無理をしてしまい、ある日突然何も出来なくなってしまうことがあります。
今回のお子さんは精神病かどうかは分からないので、まだしばらく様子見が必要ということになりました。
もう一人は、家の中での行動が落ち着いてきたとのことでした。
また、今まではあまり勉強をせず、家で勉強しないことは変わりないのですが、外では勉強するようになってきたとのことでした。
当施設を利用するようになってから、まだ日は浅いのですが、ちょっとずつ変化が見られているようでした。
いずれにせよ、脳の機能回復には学習が関与しているので、行動の変化にはそれ相応の時間が掛かります。
そのため、ご家族には、焦らずに長い目でお子さんを見守っていただけるよう、小さな変化でもそれにどの様な意味があるのかを今後も家族会を通じて説明していけたらと思います。
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