第71回金沢市工芸展 | T&N リサーシャ
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第71回金沢市工芸展

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第71回金沢市工芸展

今日から第71回金沢市工芸展がめいてつ・エムザ8F催事場で開催されております.

開催日は3月18日(水)~23日(月)までで, 入場無料です.

今年は, 新幹線開通のため, 例年よりも遅い開催となりました.

当施設のスタッフが金沢市希少伝統産業木工専門塾にて作成した作品を出品しております.

栓拭漆四方盆

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作品名は栓拭漆四方盆(せんふきうるししほうぼん)です.

今回は, 栓(ハリギリ)という木を主にして, 盆の縁や高台(こうだい, 器の卓に接する脚の部分)を神代木で制作してあります.

また, 盆の模様に色々な神代木を象嵌として埋め込んであります.

拭き漆をすると, 木の切断面は漆を吸収して真っ黒になってしまうので, 予め吸収しないように加工しました.

写真だと分かりにくいですが, 一応, 各神代木の色は, 漆に影響されることなく, 独自の色を保っています.

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最後に

当施設のスタッフの金沢市工芸展への出品は, 今回で三回目となりました.

今までの作品は刳物(くりもの)で, 一枚の板を鑿(ノミ)で彫って盆などを制作していました.

今回の作品は指物で, 釘を使わずに木だけを組み合わせて制作しました.

今回のような指物を作る場合, 大型の電動カンナや昇降盤が必要で, 個人で作るのはかなり難しいです.

伝統技術の後継者を育成するため, 今年から第6期の金沢市希少伝統産業木工専門塾が始まりました.

しかし, 5期で卒業した方の多くが上記のような大型の機械が持てず, 指物の作り方を学んでもその後は活かすことができないのが現状です.

当施設の利用者さんの中には木工作品に興味を持ち, 作品展に足を運んでくれるようになりました.

金沢市工芸展では, 木工だけでなく, 陶磁や漆, 金工などの諸工芸が展示されています

なので, 色々な工芸に刺激を受けて興味を持っていただけたらと思います.

また, その刺激を受けることで, 当施設での「もの作り」の意欲に繋がればと思います.

もの作りに対して意欲が出てくると, 一つの傾向としては, 他の方の作品を見て, 違うことをやりたがるようになります.

最近では, 何人かの方にこの傾向が見られ始めています.

「もの作り」からは実は色々な変化が読み取れます.